沖縄スーパー事情、野菜が高くて肉が安い

なぜ沖縄では野菜が高くてお肉が安いの?地元スーパーから見える島の暮らしとその背景

はじめに:スーパーに行くのが楽しみになる理由

年に一度の沖縄への帰省。帰ってきたらまず行きたくなるのが、地元のスーパーです。

学生時代はお菓子やお弁当を買うくらいでしたが、今はすっかり主婦歴も長くなり、子育て中の身。
スーパーの棚に並ぶ懐かしい食材やお菓子、そして東京とはまったく違う価格に、毎回びっくり&ワクワクしています。

 

野菜が高い!その理由とは?

スーパーでまず目に入るのが、「野菜の高さ」。特に台風シーズンの後は顕著で、価格が一気に跳ね上がります。

  • 台風の影響:農作物が被害を受けて流通が止まり、仕入れが困難に。
  • 輸送コスト:本土からの輸送距離が長いため、どうしても価格が上がる。
  • 流通の順番:沖縄本島から離島へ。台風後は特に入荷まで時間がかかります。

実際、2年前の帰省では台風直後で、何軒ものコンビニを回っても、棚がほとんど空っぽだったのを覚えています。

お肉が安い理由とは?

一方で、お肉(特に豚肉)は安くて種類も豊富。しかも味もしっかりしていて美味しいんです。

  • 沖縄の豚文化:「鳴き声以外すべて食べる」と言われるほど、豚は暮らしに根付いています。
  • 畜産の盛んな地域:石垣牛など、地元産の肉が手に入りやすい。
  • アメリカ統治時代の影響:ステーキ文化やスパムの普及も、安くお肉を食べる文化の一因です。

牛乳1リットルじゃない問題

スーパーでふと気づいたこと。「牛乳、なんか少なくない…?」とパッケージを見ると、946mlと表記されていました。

調べてみると、これもアメリカ統治下の名残で、1クォート(約946ml)という単位がそのまま今も使われているそうです。

ちょっとした違いに、歴史が残っているのって面白い。

なんて中途半端な量なんでしょう笑

沖縄らしい“分け合い文化”

沖縄では、野菜や魚をおすそ分けし合う文化がとても根強いです。

子供の頃、よく両親の海人(うみんちゅ)の友達が大きな魚をたくさん持ってきてくれたのを思い出します。
今でも実家では「魚には困らない」と母が言うほど、地元の人とのつながりが生きています。

野菜が高くても、地元の直売所を使ったり、家庭菜園やおすそ分けでうまくやりくりしている。
これこそが沖縄らしい“スローライフ”の形なのかもしれません。

さいごに:帰省の楽しみはやっぱり島の食

帰省のたびに地元スーパーで懐かしい食材を見つけて、どっさり買い込んで帰るのが私の定番。

ゴーヤチャンプルーやとうふチャンプルーなど、島の食材を使うと、味も香りもやっぱり格別
「やっぱり沖縄の味っていいなぁ」と、毎回しみじみ感じます。

この記事で伝えたかったこと

  • 観光では見えない、沖縄の暮らしの一面
  • 食材の値段には、歴史や気候、文化が深く関係している
  • 不便さもあるけれど、それを補い合う温かさがある

沖縄に住んでいたからこそ感じられる“リアルな島の暮らし”。また帰省したら、次はどんな発見があるか楽しみです。

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